トイレのお手入れ

トイレのメンテナンス

トイレを長く快適に、そして安全にお使いいただくためには、正しいメンテナンスは欠かせません。
ここでは便器と温水洗浄便座について、自分でできる点検(セルフチェック)とお手入れ(セルフメンテナンス)について紹介します。 ⇒トイレのセルフチェック(ご使用中の製品についてチェックすることができます)はこちら

トイレのセルフメンテナンス

便器や温水洗浄便座には、ご自分でできる簡単なトラブル対処や、定期的な清掃・部品交換が必要な箇所があります。
製品を長く快適にお使いいただくため、ご自分でできる代表的なメンテナンスについて紹介します。

【便器・タンク】
ストレーナー(フィルター)の詰まり清掃

長期間使用して給水時間が長くなったり、便器の洗浄が弱くなりはじめたりした場合は、便器のストレーナー(フィルター)にゴミが詰まっている可能性があります。
取扱説明書をご確認いただき、ストレーナー(フィルター)掃除をお願いします。
⇒各社取扱説明書のご案内

  • <注意事項>
  • ・温水洗浄便座がついている場合は電源を抜いてください。
  • ・ストレーナーを外す時は、必ず止水栓を閉めて下さい。
    また掃除後は止水栓を開けて下さい。
  • ・漏水の原因となる為、ストレーナーを取り付けるときはすき間がないようにしっかりと閉めてください。

便器詰まりの対処

紙や異物が便器のトラップ部分に詰まっている場合、以下の手順で詰りを取り除きます。

手順

① 止水栓を閉めます。

② 異物が見える場合
ハンドポンプなどを使って、水を抜いてから異物を取り除きます。

③ 異物が見えない場合
周囲に汚水が飛び散らないようにビニールシートの真ん中に穴をあけ、ラバーカップの柄を通しておきます。

④ 便器の排水口にラバーカップを密着させ、静かに押し付け、勢いよく引きます。排水が引き込まれるまでこれを繰り返します。

⑤ バケツに水を入れ、少しずつ流してみます。水が流れたら大丈夫です。

⑥ 止水栓を開きます。

  • ポイント
  • ・ラバーカップは、水がないと効果がありません。便器内の水がないときは、水を入れながら作業をしてください。
  • ・詰まったまま、水を流してはいけません。※便器から汚水があふれて床を汚すことがあります。
  • ・詰まりが直らない場合や、異物が取り除けないときは、販売店、工事店またはメーカーにご連絡ください。

※一部の便器には一般的なトラップ構造のものでなく、可動式のトラップ構造のものがあります。
 詰まった場合の対処方法が異なります。詳しくはこちらをご確認ください。
 【可動式トラップ便器の一例】
 パナソニック株式会社/アラウーノ
 ジャニス工業株式会社/スマートクリン

【温水洗浄便座】
ストレーナー(フィルター)の詰り清掃

温水洗浄時の水勢が弱くなったと感じる場合は、温水洗浄便座のストレーナー(フィルター)が詰まっている可能性があります。
取扱説明書をご確認いただき、ストレーナー(フィルター)掃除をお願いします。
⇒各社取扱説明書のご案内

  • <注意事項>
  • ・電源を抜いてください。
  • ・ストレーナーを外す時は、必ず止水栓を閉めて下さい。
    また掃除後は止水栓を開けて下さい。
  • ・漏水の原因となる為、ストレーナーを取り付けるときはすき間がないようにしっかりと閉めてください。

リモコンの電池交換

リモコンの電池が消耗すると操作ができなくなります。定期的に新しい電池に交換してください。
※交換方法は機種によって異なりますので、取扱説明書を確認の上、交換してください。
⇒各社取扱説明書のご案内

脱臭カートリッジ又はフィルターの清掃(脱臭機能付便座の場合)

脱臭カートリッジやフィルターにホコリ等が付着すると十分な脱臭ができなくなります。臭いが気になりだしたら清掃してください。詳しくは各社取扱説明書をご確認ください。
⇒各社取扱説明書のご案内

温水洗浄便座一体型便器

温水洗浄便座一体型便器のセルフメンテナンスについては、「便器・タンク」「温水洗浄便座」の記載をご参照ください。


可動式トラップ便器の詰り清掃

一部の便器には一般的なトラップ構造のものでなく、可動式のトラップ構造のものがあります。便器が詰まった場合は、市販のラバーカップを使用し、詰りを取り除いてください。
ラバーカップが使用できるのは、汚物やトイレットペーパーが詰まった時です。それ以外の物(ボールペン、生理用品など固形の異物)が詰まった場合は、取れません。お近くの販売店・工事店、またはメーカーへご相談ください。
⇒各社取扱説明書のご案内


【可動式トラップ便器とは】
一般的な便器とは異なり、トラップ部分が上下に可動することで汚物を排出する便器。