温水洗浄便座の長期使用による事故防止について
温水洗浄便座の普及率は2016年3月に80%を超え、出荷台数は年間400万台以上、累計1億台(2022年6月)を超えました。一方では、それに伴って長期間使用されている製品も確実に増加してきています。
温水洗浄便座は電気製品です。故障したままのご使用や長年のご使用は、内部の電子・電気部品が劣化し、発煙・発火などにいたる場合があります。故障したまま使い続けないでください。また、安心してご使用いただくため、定期的な点検をおすすめします。
当工業会では製品に「想定安全使用期間」「製造年」などの安全表示をすることにより、長期使用による製品事故の未然防止への取組を行っています。
温水洗浄便座の普及率と出荷台数
■二人以上の世帯における温水洗浄便座の普及率および保有台数の推移
※出典:内閣府 消費動向調査
長期使用製品の台数(推定)
■推定残存台数
年間出荷台数と残存率調査の結果から、使用期間ごとに製品の残存台数を推定しています。それによると、2029年には10年以上使用されている製品は1,440万台、15年以上の製品は500万台、20年以上の製品でも120万台に上ると推定されています。
※2025年以降の出荷数は2024年実績を基に横這いとして試算。
<参考文献>一般財団法人家電製品協会「家電製品使用年数調査報告書(2023年10月)」
※出典
●1987年度~2014年度
一般社団法人 リビングアメニティ協会 「住宅部品統計ハンドブック」 <1990年~1997年は暦年統計>
●2015年~
一般社団法人 日本レストルーム工業会 <暦年統計>
※1990年~1997年・2015年~は暦年統計、その他は年度
故障を放置し、使用を継続した場合の危険性!(事故事例)
故障したまま長期間使用されているケースがあります。
故障したままでの使用は発煙・発火など、重大な事故につながる危険性があります。

【危険!!】
水漏れを花瓶で受けて使用を継続している事例(内部電気部品が被水して発煙・発火などの可能性がある)
【危険!!】
便座スイッチを入れているのに「冷たい」状態で使用を継続して事故につながった事例(電線がショートして発煙・発火などの可能性がある)
製品の長期使用に関する表表示
当工業会では「温水洗浄便座の自主的な長期使用における製品安全表示に関するガイドライン」を定め、会員各社では製品に以下の項目を表示しています。
【表示内容】
- 1. 長期使用における注意喚起
- 2. 製造年
- 3. 想定安全使用期間
【製品への表示例】(便器一体型温水洗浄便座:分割表示の場合)

※ 但し、一部の製品は除きます。
【取扱説明書への表示】
同様な表示を取扱説明書にも掲載しています。会員各社の取扱説明書は、以下よりご確認いただけます。
⇨ 会員各社の取扱説明書へのリンク
【想定安全使用期間について】
標準的な使用条件の下で、適正な取り扱いで使用し、適正な維持管理が行われた場合に安全上支障なく使用できる期間として、設定される期間。無償修理期間とは異なります。また偶発的な故障を保証するものではありません。
